おかげさまで、今年もこの日を迎えることが出来ます。
ありがとうございます。
2020年一番耳にした言葉は「手仕事があって良かった」です。作家さん方、講師方の生徒さんから、色々な場面で聞きました。また「不要不急ではないのです」とおっしゃった講師の方がいました、非常に印象に残っています。
5年後? 10年後?この状況を振り返った時に心がザワつかないように、2021年も良き日を重ねていかれればと思います。
引き続きのご支援、ご協力をいただけますと嬉しいです。
良いお年をお迎え下さいませ。
deuxR 渡部裕美さんのドライフラワーの三越カルチャーサロンの講座は毎回秒速で完売します。ありがたい限りです! 惜しみない多くの量と種類の材料を使い、少しだけ違うセンス、渡部さんの人柄が生み出す満席講座ですが、こちらも満席が満席を呼んでいます。上質な作品が多すぎる、そしてその情報にあふれていると思いませんか? 2021年はますます、ますます売る物ではなく売り方が大切になります。素晴らしい作品を作る作家さんばかり、それを一人でも多くの方に届くような売り方をお伝えしていかれればと考えています。
ひと昔前は北欧刺繍、東欧刺繍、というようにカテゴリーから作り方や習える場所を探している方がほとんどでした。現在は「xxxさんの●●●」「この作品が習える講座」と名指しだったり作品指しだったりします。その最たるは御園二葉さんのハーダンガー刺繍です。奇をてらわず基本を美しく、そのイメージがご本人、御園さんに合致していることが人気の秘訣と感じています。また、満席が満席を呼ぶ、昔から言われている社会的証明が良く作用しています。みんながしている事は正しい、親近感を感じる方が指示していること、この時期でも欠席はしても退会はしない、非常にありがたい現象が続いています。
野口光さんのダーニングが登場してから今年で3回目の冬、それはイコール野口さんが長年暮らした英国、南アから帰国された年になります。主役にはならない、作品作りではない繕いの技法ダーニングがここまで急速に浸透したのはなぜでしょう? まずは、幅広い年代の共感を得られたことです。電球で繕いをされていた懐かしさを感じる方に、「ダーニング」というネーミングと英国文化を全面に出した事で新しさを感じる方にと訴求したようです。そして、野口さんの講座プログラム、例えば、同じ技法でも刺す量、複雑さで入門者から経験者まで対応が出来ること、たくさんの技法がありニットだけではなく生地にも使えて次から次へと習得したくなるカリキュラムなどなど。お手本になる要素がたくさんある野口光さんのダーニングです。
世界に誇る日本の刃物、針。金沢にも創業440年の針製造販売をされている「目細八郎兵衛商店」さんがあります。絹針の目穴・目度を試行錯誤し糸の通しやすい良質な針を作り加賀藩主から命名された「めぼそ針」。針先にこだわり、職人技が光る傾斜と研磨で布通りの良い針になっているそうです。縫い針、まち針、かわいいケースのセット、どれも欲しくなりますよ。
おもしろい! 著者が作家さんではなくデザイナーさんだからでしょうか? 様々なフォルムのニットの作り方が掲載されています。素材の柔軟さで体に馴染むけれどシルエットを拾わない嬉しい作品が掲載されています。『かたちのニット』濱田明日香さん著
刺繍をするときのアイデアが詰まっている1冊です。書籍通りではなく刺したい時にステッチを探すことができるので重宝してくれます。それも、さすがの文化出版局さんの目利きぶり、どれも素敵な素材です。
クロスステッチ、刺繍作家・堀内さゆりさんが「すてきにハンドメイド」にご出演されます。番組でクロスステッチを取り上げるのはとても久しぶりだそうです。裏面の美しさを気にしなければ初心者の方でも刺しやすいため、この時期に取り上げるのかもしれませんね。元気はつらつでかわいい堀内さんの登場、楽しみです! ☛すてきにハンドメイド「クロス・ステッチで福づくし 巾着&ポチ袋」
2020クリスマス、松屋銀座の全館を飾るのは「つながり」の象徴、リボンです。繊維の街、福井県で生産されるリボンとアートユニット「RIBBONESIA」(リボネシア)コラボレーションで作られる世界が広がっています。
銀座のクリスマスを長年飾ってきたMIKIMOTO のジャンボクリスマスツリーが2014年の建替えで無くなり、ケースの中のライティングツリー、巨大ではあるけれど、やはりモミの木の方が趣きがあると思いませんか?
ボッテガ・ヴェネタのニューコレクションにZpagettiの風合いに違いバッグを発見! このテイスト、サイズ感をお手本に作ってみませんか?というご提案動画をアップしました。よろしければご覧下さい。
緻密で整然とした美しさの日本刺繍、極細糸と細かさに作りのは…と感じていた方は多いと思います。日本刺繍家・秋山博美さんの著書『コットンの刺繍糸ではじめる日本刺繍 小さな和の文様 』は、手軽に始められるようにとフランス刺繍のコットン糸を使用しています。モチーフが和から洋までかわいい! 表紙がもう少し華やかだったら…とちょっと残念 (著者の秋山先生、男性かつ大御所っぽい佇まいの方です)
「絹糸を絹糸でつなぎ合わせる」最後の仕上げをしませんか?
気持ちの良い素材に触れながら形にしていく、至極幸せな時間。技術的な部分は飛び越して、この幸福感を体験いただく1日講座です。ほとんど出来ている作品の最後の部分を仕上げていただきます。限定4名さま
講師:つなぐ針仕事 田辺美由紀さん
コラボ講座は相乗効果が2倍以上にならなければ、各作家さんに申し訳なく出来ません。お互い作品にすっと馴染むdeuxR・渡部裕美さんのドライフラワーとCalligraphy Days・澤田未恵さんのカリグラフィー。来年の春、開催が待ち遠しいです。
「ドライフラワーのオーバルケーキにカリグラフィーを添えて」
日本橋三越カルチャーサロン
2021年3月29日(月)11:00-16:00
日本橋三越本店、本館中央ホール吹き抜けの巨大な彫刻「天女(まごころ)像」いつもお世話になっております♪ 緻密で豪華絢爛な装飾だとは思っていましたが、全て木で精巧に彫られ合成樹脂で溶いた岩絵具で彩色されているそうです。お客様への「まごころ」をシンボリックに表現した「まごころ像」とか。今度よく見てみよう… ☛三越本店の歴史再発見
展示会「デミタスカップの愉しみ」ただいま京都です。春に群馬、その後、秋には渋谷区立松濤美術館で開催されます。19世紀後半のジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデミタスは技巧を凝らした芸術的な作品約400点が並ぶそうです。トルコブルーのパンフレットの美しいです!
野口光さんの著書『野口光の、ダーニングでリペアメイク』でダーニングってなに?を知った方が多いと思います。そこから2回目の秋冬がきた今年、続編の『野口光の、ダーニングでリペアメイク お繕いの本』が発売されています。ニット以外の生地にも、羊毛フェルトや刺繍で補修したりアイデア満載の1冊です。
縫わずに45分で完成する「トートバッグをカスタマイズ」DEAN & DELUCAの動画をアップしています。よろしければご覧ください。
ペット専門に陶磁器の絵付けをされている厚生労働大臣認定・陶磁器上絵付け一級技能士の大木しのぶさんの作品はひとつひとつにストーリーがあります。こちらは天国におくった子の遺骨を入れるために作られたそうです。ヨーロッパの陶磁器と一緒に飾っても遜色ない完成度です。☛ルイポーセリン
キリストの誕生までをカウントダウンするための「アドベント・カレンダー」。12月1日から24日まで24個の引出しには小さなオーナメントが入っているウェッジウッドのアドベントカレンダーが素晴らしくかわいい!!!気がついた時には全店完売でした…
美しい工芸品の数々。中川政七商店さんをはじめ伝統工芸の魅力を人々に響くように発信されている企業が増えていますね。creemaさんも。伝統的工芸品産業振興協会の「KOUGEI EXPO 2020 ONLINE」は観光地で見かける風情ですが、creemaさんの見せ方、サイトではこちら☛「KOUGI EXPO 2020 ONLINE」 同じ作品をこうも洗練された姿にされています。大切な作品、魅力を十二分に伝える見せ方をしなければ!と痛感する次第です。
リボンクラフト作家・安藤れい子さんの講座「薔薇のキャンドルリース」で使用されたLEDのキャンドル。無地のキャンドルにゴールドのレースリボンを上下に巻かれていました。これだけでお仏壇のロウソクからクリスマスのキャンドルに様変わり!!!